2012/10/31

happy halloween


娘からハロウィンのカードをもらいました。ポップアップカードみたいな仕掛けが、小さいけど作ってある。

2012/10/28

オープンオフィス終了しました

シェアオフィスの仲間と一緒に何かできないかということで企画したオープンオフィスですが、大勢の方にご来場いただき無事終了いたしました。
中には吉村ギャラリーの展示を見る目的で来られて(今月はお休みです)こちらの展示を見ていただいた方もいらっしゃいますし、ただの通り掛かりでちょっと立ち寄っていただいた方もいらっしゃいました。でもたくさんの人に私たちの仕事を見ていただいて、いろいろな方とお話することもでき有意義な機会となりました。
今後も定期的にやれたらと考えていまして、次回は決まっていませんが、できれば隔月で開催できればと考えています。
ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。


展示風景をiphoneのパノラマで撮ってみました。クリックすると拡大します。


2012/10/25

今週末はオープンオフィス!!

いよいよ今週末はオープンオフィス開催です!!
現在設計中の家の模型も展示します。ぜひお立ち寄りください。

2012/10/21

河津の家上棟


現在工事中の河津の家が上棟しました。
施工を担当するのは鳥沢工務店です。敷地のすぐ近くに会社があり、古くからOMソーラーを手掛けている会員工務店です。


2階の和室になる場所からの眺めです。


先日台風の影響で雨が何日か降りましたが、大工さんたちのがんばりで予定どおり無事上棟することができました。野地板を張って、ルーフィングまで完了。

2012/10/17

CLUB SKA

昨夜は渋谷オルガンBARで隔月イベントCLUB SKA presents Version City」 にちょっとだけ、アーリータイムだけ遊びに行ってきました。CLUB SKAはスカ・フレイムスのメンバーを中心に20年以上前から開催されているスカのイベントです。スカとはレゲエの前身に当たる1960年代のジャマイカ音楽。1970年代末期にイギリスを中心に流行ったスペシャルズやマッドネスなどの2トーン・スカはこのジャマイカのスカとパンクロックが融合されたものでした。
僕は学生時代にスカにはまり、いまだに聴き続けていますが、当時(1989年ごろ)名古屋のBUDDHAにCLUB SKAが来た時や、東京の新中野にあったNAVARONというCLUB SKAのメンバーが作ったお店にも遊びに行ったことがあり、大変懐かしいそのイベントが現在に至るまで継続していることに少なからず驚きました。
そんなわけで昨日聴いてからずっと耳に残っている曲を少しだけ紹介します。


Joanne Gordon and Roland Alphonso - Blow Roland Blow (1963)
スカといえばスカタライツというバンド、およびそのメンバーを中心に展開されていくわけですが、ローランド・アルフォンソはスカタライツのサックス奏者です。ほのぼのとした女性ヴォーカルとサックスの掛け合いがなんとも味があっていいです。


Skatalites / Roland Alphonso - Dr. Kildare (1965)
スカタライツ名義だけどレコードによってはローランド・アルフォンソ名義になっているものもあるみたいです。この曲は当時のアメリカの人気ドラマのテーマ曲をスカでカバーしたインストゥルメンタル。これだけのホーンの厚みは後のロックステディ/レゲエではあまり聴けないスカ特有の気持ちよさがあります。

2012/10/10

オープンオフィスのお知らせ

吉村順三記念ギャラリー2階のシェアオフィスを10月27日(土)に開放いたします。
私達、設計事務所の仕事場を垣間みる事ができますので、お気軽にお立ち寄り下さい。
当日は下記の建築家のメンバーが在席しています。
ご相談などありましたらお伺いしますので、この機会をぜひご利用ください。
作品の写真や模型の展示もご覧いただけます。
このシェアオフィスに入居をご検討の方もお待ちしております。
夕方よりシェアオフィスの懇親会(飲み会)を予定しています。
どなたでも参加できますので、ご希望の際は事前にご連絡ください。

メンバー:徳田 英和  徳田英和設計事務所
     伊藤 健一  デザインスタジオ・エフレッシ
     早田 雄次郎 早田雄次郎建築設計事務所
     内 美弥子  ウチアトリエ一級建築士事務所

日時:10月27日(土)10:00~18:00

   18:00より懇親会 参加費¥1,000程度の予定
             ※参加の方は事前にご連絡ください。
              hidekazu.tokuda@gmail.com

会場:東京都豊島区目白3-8-6吉村順三記念ギャラリー2F

↑画像クリックでプリントアウト用PDFをダウンロード

なお、懇親会ではハムレーくんの生ハムも出す予定です。このブログの読者で興味のある方のご参加もお待ちしています!!

2012/10/06

常陸太田の家

photo 岩為
photo 岩為
続いてロフトからの風景。ロフトといっても正確には2階で天井高も2.1mとしっかりあります。岩為さんの写真にはないですが、ピアノがある板の間4帖半と畳の間4帖が間仕切りなしでつながっています。設計時に建て主から、娘が帰ってきたときや来客用に畳の部屋が欲しいというのと、ピアノの部屋が欲しいという要望があり、限られた予算の中でどう納めるか大いに悩みました。
全て一人前の部屋を配置したら床面積が増大し、しっくい壁も木製建具も薪ストーブもあきらめなければいけないことは容易に予測できました。
そこで提案したのが居間・食堂・台所を通常よりもコンパクトにして、半階上がったところにピアノ部屋と畳部屋を建具を設けないでで配置。スキップのワンルームとすることにしました。
畳部屋は半階上がっているので視線がずれて来客時でも気兼ねなく過ごせるし、ピアノも広々と気持ちよく演奏できます。
そしてピアノもいつも弾いているわけではないし、来客もそう度々あるわけではないので、普段はここを第2のリビングとして使えるようにしよう。座卓を設けてパソコンコーナーにしよう、オーディオを置いて音楽を聴けるようにしよう。なんにでも使えるという意味をこめてロフトという部屋名にしました。このロフトがあるからこそ居間・食堂・台所をコンパクトにでき、床面積を約30坪に抑えることができました。

photo 岩為
さて、1階に下りて水回りのご紹介です。洗面所とトイレは1室空間として床面積をコンパクトに納めています。割とこれは別々にしてほしいとクライアントに拒否されることが多いですが、老後のことを考えたとき、広い方が介護などしやすいというメリットがあります。30坪以下の小さな家やローコストの家では提案させてもらっています。(どうしてもというわけではありません)

photo 岩為
洗面台は大理石クレママーフィルを使用。色はロットによって様々、白っぽい時もあればベージュっぽい時もあります。

photo 岩為
洗面所と浴室の間は腰から上を半透明のポリカーボネート板にして、壁厚を利用した小棚にしています。可動棚はフロートガラスにして、コップの跡や歯磨き粉などがついても掃除しやすくしてあります。浴室は腰壁と床はポリコンモザイクというリーズナブルでプレーンな昔からあるタイルです。2cm角なので床が濡れていても滑りにくいというメリットがあります。腰から上の壁と天井はサワラ縁甲板撥水剤塗り。サワラは水に強い性質を持っています。

photo 岩為
photo 岩為
階段を下りて半地下へ。半地下は書斎と寝室とクローゼット。この窓下あたりが1階の床高で、腰壁は基礎部分の断熱材の厚みが出てくるためラワンベニヤ5.5t目透貼としている。
住まい手からの話では、半地下は冬暖かく、夏涼しく過ごせているとのこと。書斎にはかなりのボリュームの本、クローゼットにも衣類が収納されているが、ソーラーれんのおかげで結露による問題も起きていないようである。

常陸太田の家

続いて、常陸太田の家の内部をご紹介します。玄関から階段6段上がった中2階に居間・食堂・台所があります。

photo 岩為
photo 岩為
最初に見えるのは薪ストーブ。新潟の本間製作所製のローコストのものです。炉台は大谷石30t敷き。腰壁はコンクリートブロック半割VP塗りです。

photo 岩為
床は杉縁甲板15t張り、壁はしっくい塗り、天井はラワンベニヤ5.5t目透貼りです。建具の障子、枠材、巾木、天井をラワンで合わせてあり、いずれもワトコオイルを塗ってありますが、なぜか天井だけがワトコオイルが染みて濃い色になってしまいました。ちなみにラワンはいずれも赤ラワンを指定しています。

photo 岩為
photo 岩為
食堂からデッキテラス方向を見る。角窓になっていますが、右側の窓はFIX(はめ殺し窓)になっています。
どちらも障子が壁に引き込まれています。 障子もラワンで作っています。正面の障子は2本引きですが、框・組子とも見付寸法を18mmで同じにして1枚の大きな障子に見えるようにしています。
そうすることで少し部屋が広く感じます。

photo 岩為
居間から台所・ロフト方向を見る。真ん中の細長いダクトはソーラーれんの立下りダクト。床付近に見えるガラリの奥に切替吹き出し口があり、手動ダンパーで中2階に直接吹き出すか、半地下の床下のコンクリートに蓄熱するかを操作できる。中間で止めて半々づつ吹き出すということも可能。

photo 岩為
食堂から台所方向を見る。キッチンのフードは造作工事で製作。今回は少しでも広く見せるため、いつもと違いコンロ前にタイルの壁を設けず切り離した。シナランバコア21tで箱を作り、内部はケイカル板5tを内張り、その上にステンレス板0.5tを貼っている。吸込み口のところはステンレス1.2tでジャマ板を作り、その外周の3cmのスキマから空気を吸っている。
こんなにフードは凝って作ったが、実は中についている換気扇は昔ながらの壁付換気扇25cmφなのである。

photo 岩為
ロフトへの階段。段板は杉板30t、蹴込板は杉板18tです。手摺り壁はラワンベニヤ30tパテシゴキOP、右にちょこっと見えている1階から中2階までの手摺りはピーラー36x75です。右上のガラリはエアコンが埋め込まれています。

2012/10/05

常陸太田の家

先日とある展示会に出展するために、これまで設計した家の写真をパネル化することになり、以前N設計室の永田さんと共同設計し、写真家の岩為(がんため)さんに撮影していただいた「常陸太田の家」と「葉山の家」の2件のポジをデジタル化しました。
岩為さんに連絡を取ったところ快く承諾していただいたので、 順番にブログに掲載していきたいと思います。無断転載、無断使用を固く禁止します。よろしくお願いいたします。

まずは常陸太田の家の外観から。これらの写真は「住宅建築」誌2009年8月号に掲載する時に撮影されたものです。本に使われていないカットもあります。

photo 岩為

常陸太田の家はご夫婦2人住まいの小さな家。施工は水戸の新建工舎設計
写真は東側外観。敷地の南側は隣家が迫って建っていて、東側は農業用水路が蛇行して流れているために開けているので、東向きの家となった。

photo 岩為

垣根も塀もなく畑が道路に連続しているこの家は、少し地面と距離を置くために、居間・食堂・台所のレベルを半階上げたスキップフロアの構成としている。

photo 岩為
photo 岩為
東の道から直に入らないで西側からまわりこむアプローチとした。玄関の下屋には土足のまま行き来できる土間を設け、農機具・園芸用具の格納、漬物や味噌の貯蔵などに使われている。

photo 岩為
photo 岩為
建具はすべて作りものの木製建具としている。アルミサッシュにはないあたたかさと手触りは数値に置き換えられない価値があります。ちなみにここでは枠・建具・戸袋板などラワンで統一しています。

photo 岩為

デッキテラスは束・梁は米松、床・手すり・フレームは米杉(レッドシダー)で作っている。開口部上のキリヨケは光を入れるためポリカーボネート板とした。
このフレームは物干金物を掛けて洗濯物を干したり、夏には日除けのターフを引っ掛けるのにも使われているが、いずれはブドウ棚にしてもおもしろいのではないかと思っている。
住まい手は野菜づくりが趣味で、撮影に伺ったときはスナップエンドウを栽培されていました。
以前、キュウリやホウレン草を送っていただいたとき、いわゆるスーパーで売っている野菜とあまりに味が違い、驚いたことを思い出した。